今日は「やなせたかし」の誕生日です。
やなせたかし氏、
言わずとしれた「アンパンマン」の生みの親です。
漫画家であり、絵本作家であり、イラストレーターであり、詩人。
日本漫画家協会理事長さんもつとめていらっしゃいます。
アンパンマンについて話したいところですが
アンパンマンの誕生日にけっこう書いたので
今回はアンパンマン以外のやなせたかし氏について
ふれてみようと思います。
いろ〜んなお仕事、されてますからね。
有名なところだと、
「手のひらを太陽に」の作詞もやなせ氏。
三越の包装紙「華ひらく」に書かれた「mitsukoshi」の
レタリングもやなせ氏です。
そうそう、
三越の包装紙。
あのデザインは猪熊弦一郎氏のものです。
猪熊さんのところにやなせ氏がデザインを受取にいったら
「MITSUKOSHIの文字はそっちで書いてね。
場所は指定してあるから。」
といわれたのだそう。
で、やなせ氏がレタリングをして、完成したものを
重役会議にもっていくと、
やなせ氏がすべてデザインしたと思った重役さんたち、
ボロボロの評価を言ってきたそうです。
で、「猪熊弦一郎氏のデザインだ」と説明すると、
ころっと評価が変わり、新しい包装紙として採用になったとのこと(笑)
その状況、想像つくだけに
笑っちゃうお話です。
それから絵本作品。
アンパンマン以外の作品もホントおすすめなんです!
「やさしいライオン」!
「チリンのすず」!
泣いちゃいますよ。いやホントに。
うなこちゃんとか、佐世保バーガーボーイとか、
ニックとアンとか、
た〜くさんのキャラクターデザインもされていますよね。
やなせたかし氏、
本当にたくさんの仕事をされているし、
アンパンマンはものすごく売れているし、
「成功した人」であることは間違いありません。
とはいえ、
アンパンマンが人気になったのは
やなせ氏が50歳をすぎてからなんですよね。
ご本人は
ある本のあとがきの中で
「僕は才能に恵まれず、人並み外れて不器用なので、
人が三日でできることに十年もかかる。」
なんておっしゃっていました。
また、「人生は7割が運」であるとか、
「成功は、求めてそうなったのではなく、
めぐり合ったものなのです。」なんてことも
おっしゃっています。
ついつい焦って
成功を手に入れようとしてしまいますが・・・
焦らなくてもいいですよね。
そもそも、なにが「成功」かなんてわからないし、
いつ「成功」するかなんてわからない。
いろーんなこと、
あきらめずにちゃんと続けながら
いつかの
「成功」とのめぐり合いを
楽しみにしたいと思います。
やなせ先生、
お誕生日おめでとうございます!!!