今日は「小山田圭吾」の誕生日です。
小山田圭吾氏、
小沢健司氏と一緒にフリッパーズ・ギターとしてデビューし、
現在、コーネリアスとして活動するミュージシャン。
「コーネリアス」というとバンドみたいな名前ですが、
小山田氏ひとりで「コーネリアス」なんですよね。
ソロで始める時、
自分の名前でやるのが照れくさくて
バンドっぽい名前をつけたとのこと。
ちなみに
映画「猿の惑星」に登場するチンパンジーの考古学者の名前から
とったそうな。
彼のライブ、一度見に行ったことがあります。
“SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW”
彼の音楽を聞いたことのある人はわかるかもしれませんが
「これをどうやってライブでやるんだ?」
ってなもの。
それをきっちりライブで見せてくれるんです。
神業ですよ。
精度に圧倒されちゃいましたもん。
一見の価値ありです。はい。
それから・・・
ネットで小山田氏のことを検索すると
けっこう「いじめ」についてがでてくるんですよね。
音楽雑誌の「ロッキンオン・ジャパン」や「クイック・ジャパン」で
自らがいじめをしていたことについて
語ったということがあって。
それがけっこうひどいもので・・・
それに対するいろーんな意見が飛び交っていたりするわけです。
「ファンをやめます」
「好きだったけどもう聴きません」
「音楽と人格は別だから関係ない」
etc・・・
う〜〜〜ん・・・
いじめについては許せないと思いますが、
「作品」と「人格」ってことについては・・・
よくわかりませんよねぇ・・・
イイヤツがイイ作品をつくるなんてきまっていないし。
性格の悪い人がつくった作品は評価しないなんてのも
おかしな話だし。
確かにね、その人に対する見方は変わっちゃうと思うんですよ。
人間だから。
でも・・・
「いい作品を作っている人」「偉大なアーティスト」が
けして「いい人」であるわけでもないし、
「幸せ」な人生を送っているわけではないってこと、
このブログを書いていて
改めて思うことではあるんですよね。
「作品」と「人格」って、
すごく密接なようでいて
簡単にイコールでは結べないものなんです。
どう考えても、すっきりする答えのでない問題ではありますがね・・・
私の大好きな宗教画『エジプトへの逃避途上の休息』を描いた
カラヴァッジョなんて・・・
殺人犯ですからねぇ・・・
はぁ・・・なんだか悲しくなってきちゃいましたが・・・
小山田圭吾氏、
現在グラミー賞にノミネートされています。
発表・授賞式は2月8日。もうすぐです。
過去ってのは切り捨てられるものではありません。
ダメな過去もしっかり抱えつつ、
前へ進むことは大事なこと。
なんと言っていいかわかりませんが・・・
これからもいい作品を作り続けてもらいたいとは思います。はい。