今日は「三島由紀夫」の誕生日です。
三島由紀夫氏、
小説家であり劇作家。
俳優的な仕事もしていたかしら。
私、三島由紀夫氏の小説、
読んだことないんですよね。
「三島由紀夫」で思い浮かぶのは
写真集・薔薇刑、
そして市ヶ谷駐屯地での三島事件。
私が生まれた時には
すでに亡くなって8年ほど経っていたこともあり、
その有名な事件も「昔のこと」と受け止め、
特によく知ろうともしていませんでした。
が、3年ほど前、
石岡瑛子氏のトークショーとともに
特別上映された「MISHIMA」
を見たんです。
日本とアメリカの合作映画であり、
監督がポール・シュレイダー氏、
製作総指揮がフランシス・フォード・コッポラ氏とジョージ・ルーカス氏、
美術が石岡瑛子氏、
緒形拳氏、坂東八十助氏、佐藤浩市氏、沢田研二氏等が出演という
なんだかすごい映画。
三島由紀夫氏の文学作品『金閣寺』『鏡子の家』『奔馬』を映像化したものと
三島事件をドキュメンタリー調にした映像によって
三島由紀夫の人生を描いたものでした。
日本では諸事情により劇場未公開、
ビデオ・DVD化もされていないという
「幻の作品」。
す〜んごい不思議であり、
記憶に残る、強い映画でした。
これを見てから
ちょっと調べてみたりしたんですよね。
三島由紀夫氏について。
真面目さと力強さがあるようでいて、
幼児性が強く、
ナルシストでありサディズム的思考が強い・・・
家庭環境からの影響も強いようですが・・・
なんだかね、彼の行動や言動を追っていくと
息苦しくなってきます。
なんだか、可哀想な人のように感じてしまいます。
いらだちも感じるんですけどね。
「憧れ」への執着心が強いというのは
なかなか苦しいものなのだと
思います。
三島由紀夫氏、
今の自衛隊を見たら、なんて言うでしょう?