ものすごくお久しぶりです。
HAKOBAKA DRAWING ROOMの展覧会について
お知らせしておきます〜
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田村 崇 個展 ・ 畦道=( )=ユートピア
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2014年6月14日(土)〜7月13日(日)
期間中の土日のみオープン,6月28日(土)臨時にて休み
13時から19時まで
完全予約制
田村崇、という名前は何度かこのblogでも書いたかなぁ。
大学院の時の後輩くんです。
専攻は違うんだけど、
私の親友ちゃんの紹介で仲良くさせていただいてました。
大阪であったアートフェアで再会してから
ちょこちょことHAKOBAKAの展示に協力してもらっていたんです。
で、今回、個展ということに!
出身が栃木県でね、
幼い頃、田んぼがすごく身近にある環境で育ったのだそう。
田舎に住んでるとね、普通に出会うのよ。いろんな生き物に。
蛙に蛇に蝸牛に鼠に・・・
猫も犬も我が物顔で畦道を歩いていた。
(今はもう田舎でも少ないのかしらね?)
そういう、「田んぼの周囲に生きる命のかたち」を
彼は彫刻にしている。
なんて言うかねぇ、
ちょっと不思議なのよ、彼の彫刻。
猫のもっちりした脚、
ひらひらゆらめく金魚のひれ、
蛙の、小さいながらもそこにある重量感etc・・・
とてもリアルで今にも動き出しそうにすら見える。
なぁーのぉーに!
単純に「生き物」が持っているのとはまた違う
オーラのようなものをまとっていて、
現実から少し離れた、
別の世界観をつくりだしているの。
そう、なんだか・・・神々しいのよね。
私も、出身が香川の田舎でね。
田んぼ、畑、ため池に囲まれて幼い頃を過ごしていた。
小学生の時の通学路は、まさに、タイトルにある「畦道」だった。
田村崇作品を見ているとね、
ふと、畦道を歩く小学生の私がフラッシュバックされたりする。
夕暮れ、半径数百メートル以内に人影はなく、
ぽつんと畦道にランドセル背負って立つ私。
カラスの声、蛙の声、風の音、生き物の気配。
で、思うのだ
「あれ?私あの頃に、この猫に会っているかもしれない」
なんて。
畦道は、ユートピア(どこにもない場所)に繋がっている。
さて私は、( )の中に何をいれようかしら?
なかなかね、興味深い展示になるかと思います。
ご予約、お待ちしておりますね。
全くつながりのない方は
申し訳ありませんがご遠慮いただいております。
ご了承下さいませ。