「水清ければ魚棲まず」
我が家、金魚ちゃんがいるんですけどね。
いつも同居人さんがまめまめしくお世話してるんですけどね。
「水がキレイすぎてもダメなんだー棲み辛いんだー」と
そういえばいつも言っています。
そういえば。
さて意味を。
「あまり精錬すぎると、かえって人に親しまれないということ。
清水(せいすい)に魚棲まず。」
なんとなくね、
「そりゃキレイな方がいいだろう」という考えがあります。
キレイか汚いかで言えば、そりゃーキレイな方が良い。
でも、あまりにもキレイだと・・・緊張しちゃうよね。
そして恐縮しちゃう。
そして疲れちゃう。
そしてなんだか弱っちゃう。
ちょっと変な話かもですが・・・
好きな人の手をにぎるとき、好きな人と抱き合うとき、
相手にほどよき清潔は求めるかもしれないけど精錬は求めない。
さぁ手をつなごうと言って、
完璧に消毒された手をだされたら
なんだか魅力的に見えないだろうなぁ。
人間らしくにじみ出る何かが、そこにあって欲しいわけ。
最近はね、アレルギーやら病気やらがあるからと
消毒だ殺菌だ防腐剤だと大変ですが・・・
なんだかね。変な感じですよね。
もともとあんたはそんなに清い生き物なのかいと
問いたくなります。
キレイであること、清いことを
持ち上げ過ぎちゃーなりません。
ちょっと余分なもの、無駄なもの、片付けきれなかったもの、
あっていいんじゃない?
「キレイだね」って言われるより、
「心地いいね」って言われたい。
キレイの基準ってものも人それぞれだと思うけど、
がんばりすぎる必要もないのである。
まぁ私は大雑把さんなので・・・・
もうちょっと頑張ってちょうどいいのかもしれませんがね(笑)