「鶏・鷄」
ワタクシ、にわとり好きです。
個展ごびごびに来てくれた方はご存知かと思いますが・・・
見るのも描くのも食べるのも好き♪なのです。はい。
では意味を。
「(庭鳥の意)キジ目キジ科の鳥。
弥生時代に大陸からもたらされ、
最も広く飼養された家禽で、
原種はインドシナ・マレーに分布するセキショウヤケイ。
卵用(レグホン・ミノルカなど)・肉用(コーチン・ブラマなど)・
卵肉用(プリマス・ロックなど)・愛玩用(長尾鶏・東天紅・チャボなど)など
品種は極めて多く、色彩・形態もさまざまであるが、
みな頭頂に鶏冠(とさか)を持つ。
とり。古名、かけ・くたかけ。」
弥生時代にやってきたんだね。
日本人にとってなかなか付き合いの長い動物なのです。
しかしホント、種類がたくさんあるのね〜
もちろん、いろんなにわとりさんがいることは知ってましたし
なにかと種類によって適したところがあるんだとは思ってましたが・・・
卵用・肉用・卵肉用・愛玩用なんてわけられると
ちょっと人間の身勝手さを感じちゃいます。
まぁしょうがないんでしょうけど。
まぁ、まずは鑑賞してみましょうかね。
特筆すべきはやっぱりトサカですよね。
何なんでしょうねぇ、あれ?
なんの役目をはたしているんでしょ?
しかしカッコイイんだこれが。
「鶏冠」という漢字の通り、あれは冠なわけですな。
そしてもうひとつ気になるのが肉髯(にくぜん)。
あの顎の下にぶら下がっているヤツ。
まぁ漢字からいくと「肉のヒゲ」なんだけど(笑)
あれもまた何の役目を果たしているのかわからない・・・
でもステキ。
あとねぇ、絵を描いている時にやっぱり一番気合をいれるのは
「目」なんですよね〜
あの小さくつぶらな瞳であるにもかかわらず
戦う意志のようなものを感じる鋭い目!
キャーかっこいいーーー!
ドキッとしちゃいますよね〜(え?しない?)
そしてそして
背中がきゅいっっとくびれていて
胴体はふわっと丸く
オシャレでかわいい尾を持っている。
きりっとのびる足もステキ!
いや〜ホレボレしますねぇ、にわとりさん。
なかなかゆったりと眺められる機会がないんだけど・・・
いつか、庭に放したにわとりさんをのんびり眺める、なんてことを
やってみたいものです。
そしてなんといっても「食」としてのにわとりを
考えないわけには行きません。
牛肉よりも断然鶏肉派の私としましては
いつも大変お世話になっております。はい。
最近だとやっぱり鍋ですよね〜
土鍋でじっくり煮て、丁寧にアクや脂をとった水炊きは
たまりません♪
他のお野菜までおいしくしちゃう♪
ひき肉を使ってつくるとり団子鍋もこれまたイイんだ〜
手羽元を圧力鍋でほろほろに煮るのも好き♪
手羽中をグリルでじっくり焼くのもいいなぁ。
単純にもも肉を塩や山椒で焼くだけでも
美味しいもんねぇ。
そして外に食べに行くとなると
まず焼き鳥♪
ハツ、レバー、つくねは外せません。
美味しい焼き鳥屋さんで食べるとホント感動しちゃいますもんね。
キモ刺なんかあるとまたね、いいんだわ。
あ〜〜アノ焼き鳥屋さんに行きたい・・・最近行ってないなぁ・・・
そしてそして
最近香川で食べてまいりましたが
「讃岐名物 骨付鳥」〜
これがねぇ、スパイシーでうまみがぎゅっとつまっていて
美味しいんだわ。
したたる油を見つつ、「この体に悪そうなのが余計に美味しい」なんて
言いつつビールを飲む。
それから名古屋の手羽先も忘れちゃなりませんね〜
これまた美味!
名古屋に行くたびに食べに行っちゃいます。はい。
やっぱりねぇ骨周りってのは美味しい!
そしてさすが毎日のように料理している
名古屋のお店はブレが少なく美味しい。
ついつい手が伸びちゃいます。はい。
その他、
唐揚げに親子丼に鳥南蛮などなど
ホントいろんな形でいただいておりますね。
感謝しなくっちゃ。
ちなみに吉田健一氏は
「プリマス・ロックという種類の鶏」と「群馬県の鶏」を
あげています。
文章を読んでいてわかるのは
戦後、養鶏のやり方が変わったりなんかして
鶏肉として売られているものがなんなんだかわからない味に
なってしまったと。
そんな中、これは旨いと。
「一体に鶏というのが何か得体の知れないものの肉を指すことになった今日では
日本のどこでもこのプリマス・ロック種の鶏を飼っている所、
又その肉を売っている店は食いしんぼうの間で
大事にするに価すると言える。」
なんだかカワイイ文章ですよね(笑)
現在では「◯◯地鶏」なんてのが各地にあって
味を競い合っているところもあるので
このころより状況はよくなっていると思うのですがね。
プリマス・ロックと群馬県の鶏、
ちょっとわざわざ選んで食べてみてもいいかもしれません。
さて来週は・・・
「豚」からはじめてみますかね。