「必要」
(幕末・明治期につくられた語)ということは
わりと新しい言葉ってことですよねぇ。
それまではなんて表現してたんだろ?
この言葉ができた当時は、流行語のように使われていたのかしら?
言葉ができる、って面白いですね。
さて、意味。
「必ず要すること。」
「欠くことのできないこと。」
「なくてはならないこと。」
「必用。」
「必須。」
必ず、要する。
そうズバリ書いてあるわね。
なのに「必ず」であるかということ、
わりとイイカゲンに考えて「必要」と言っていたりする。
モノも情報もあふれるほとある時代だから
本当にそれが「必ず」いるのか?ということが
考えにくくなってきているようにも思えます。
必要である理由が
「友達がもっているから〜」
「なんとなくかっこいいから〜」
なんてことも多いのでしょうね。
「あなたにとって、その友達はホントに必要?」
「あなたにとって、かっこいいものを持つことはホントに必要?」
とイジワルで聞いてみたくなる。
自分にとって必要なものってなんでしょう?
たまに、ふと考えます。
何かをとると何かをあきらめなくてはならない。
どちらも必要だと思っていたけど、
どちらかを選ばなくてはならない。
必要だと思っていたものを、捨てなくてはならない。
そういうことが増えました。
そんな中、
大事なことを諦めてでもなくすわけにはいかない
もっとも必要なものってなんだろう?と考えるわけです。
これねぇ、なかなか揺らぐんですよ。
私の意志が弱いんでしょうけど。
「これが必要!」と決めたとする。
そしたら逆に「じゃあその必要なものがなくなっちゃったら?」
とも同時に考えてみる。
するとね、なくなっても
わりとなんとかなりそうだったりして(笑)
その意識の揺らぎがあるからこそ、
何か起きてもやっていけるという強さにも繋がるのかもしれませんが
ちょっと空しさを感じたりもします。
「欠くことができない!」「なくてはならない!」なんて言いつつも
なくなっちゃえば、それはそれで、
日々はふつうに流れていったりするものです。
で、いつのまにか、次の必要なものがでてきたりするものです。
私のことを必要だと言った彼も
次の必要な人をみつけているはずだし、
私が必要だと思っていたあれやこれやも
すっかりもう必要ない。
空しいもんだね、世の中ってぇ〜のはよー
それでも考えなくっちゃならないの。
必要ってことについて。
今の自分に必要なもの、
未来の自分に必要なもの、
今の自分を必要としてくれるもの、
未来の自分を必要としてくれるものetc・・・
やっぱりねぇ、
自分は自分自身を最も必要としているから
考えとかなきゃならないんでしょうかね。
というわけで
明日は「自分」を調べてみましょ。