「環境」
よく聞く言葉ですよね。
意味の1番と2番とでは
範囲を限定するかどうかの違いがあるものの、
まぁ、
自らの周囲のことを指す言葉ではあるようです。
ここ最近、「環境問題」なんて言葉をしょっちゅう耳にしますが、
これはけっこう大規模な自然的環境のことを
言っているんですよね。
地球温暖化、大気汚染、水質汚染、土壌汚染、生態系の破壊などなどなど。
正直ね、あまりに大きなことなので
「私の周囲のこと」として捉えきれていないし把握もできていない。
そもそもは人間が巻き起こした問題なのだということも、
自分自身が生きていることが影響を及ぼしているであろうことも
わかっちゃいるんだけど・・・
それほど現実味がないのも確か。
エコバッグを持って買物には行っているものの、
「私の周囲」がそれで変わったかといえば・・・
さほど変わらない。
ゴミを入れるための袋を別に買わなくちゃならなくなった、くらいかな?
これでどんな影響があるんだか、具体的にはわからない。
マイ箸を使っているものの、
私の周囲がそれで変わったかといえば・・・
さほど変わらない。
洗い物が増えたことと、
「持ってくるのを忘れた」という感覚が生まれたこと、くらいかな?
これでどんな影響があるんだか、具体的にはわからない。
ゴミの分別をしているものの、
そのゴミが最終的に
しかるべき処理をされているのかどうかなんてわからない。
何枚も重ね着をしてカイロも2コほど貼ってひざ掛けをかけて
おしゃれのためではなく防寒のためにブーツをはいて
寒い寒いと文句を言いながら仕事をしつつ、
ホントに温暖化なのか?と疑問に思う。
なかなかね、
個人が本気でとりくむことが難しい問題であるということが
そもそも問題であるような気がしちゃいます。
もっと自分に直接的な影響のある「環境」の方が
そりゃ気になりますもんね。
家庭の環境、会社の環境、趣味の環境etc・・・
ここちよく眠れる環境であるか、
スムーズに料理を作れる環境であるか、
楽しく食事がとれる環境であるか、
安全に通勤のできる環境であるか、
仕事のはかどる環境であるか、
通信が快適に行われる環境であるか、
自分の意思を表せる環境であるか、
会話のできる環境であるか、
得意分野を生かせる環境であるか、
好きなことができる環境であるかetc・・・
うーん、気になるねぇ〜
地球の温度が今何度上がっているか、よりも
なんで今日はネットの繋がりが遅いのか、の方が
気になる。
なんかこう言い切っちゃうと私悪いヤツみたいですが、
そういうもんじゃないでしょうか?
大きな意味での環境を考えさせるには
もっと身近な環境として捉えられるというか、
実感できるというか、
そういうものにしていかなくちゃならないんじゃないかしらねぇ。
なにかとそういう努力をされているのは見かけますが・・・
どうもまだまだ現実味がない。
「環境のため」なんてのは上っ面だけで
結局「自分のため」だと思えなきゃ動けないのが普通だと思います。
難しいよね、ホントに。
「自分のため」と思ってやっていることが
結果的に大きな環境のためになっているというのが
たぶんうまく行く方法なんだと思いますが。
大きな意味での環境を意識させたいのであれば、
もっと「なにをすればどんな影響がある」というのを具体化して
表示してもらいたいですね。
環境とかエコとかいうと
「どうせどこかで誰かが儲かってるんでしょ?」
なんて思わせちゃうようでは
うまく進みませんわね。
環境のために何もしたくないわけじゃぁない。
でも、環境のためにと自分を犠牲にもしたかぁない。
誰かさんの私腹を肥やすために犠牲を払って、
結局環境のためにすらなっていないなんてのは
最悪だ。
私には子どもがいませんし、今後も作れないようではありますが、
カワイイ甥っ子ちゃんを思い浮かべると
「このコの未来に関わるのならなんとかしたい」と、
「私でできることならやっておきたい」と、思っちゃいるんです。
環境と経済、今の自分と未来の大事な人、
贅沢な楽しみと質素な楽しみ、便利であることと不便であっても心地いいこと、
みんな妥協点を探している最中のように思えますね。
なにができるんだかわかりませんが、
納得できる地点を
まずは考えてみようかと思います。
えーっと明日は・・・
「影響」でいってみたいと思います。