「骨(こつ)」
「コツ」は「骨」って書くんですねー。
いや〜広辞苑、勉強になります。(いまさら)
さて、ではでは「コツ」と読む「骨」について。
1番。
ま、これはまぁ、字のまんま。「ほね」ですね。
でも確かに、「おほね」とは言わず、「おこつ」と言います。
なんでなのでしょうね?
2番。
「芸道などを会得する才能」
へ〜これも「コツ」っていうんだ。
素質、みたいなものですよね。
「あなたはコツがあるねぇ〜」なんて使うのかしら?
なかなか聞かないわね。
3番。
「礼儀・故実などの作法」
これも「コツ」なのかぁ。
まぁ、礼儀や故実っていうものは
上手く生きていくための基礎のような部分だったりも
しますからね。
4番。
「物事をなす、かんどころ」「要領」「急所」「呼吸」「こつあい」
そうそうこれ!
この「コツ」を言いたかったのよ。
(多くは「こつ」または「コツ」と書く)なんていう
説明がついているところを見ると、
やはり「骨」と書くことはあまりないのかもしれませんね。
しかし、やはり「コツ」は「骨」。
体を支える核となるもの。
その「コツ」がわかれば上手くいく!ってのは
なんだか納得ですよね。
「コツさえわかれば」なんて言ってみたり、
「コツだけ教えて!」なんて言う人がいたり。
この「コツ」ってものは
なんだか便利なもののように扱われることがありますが、
実は「骨(ほね)」の部分。
基礎部分であり、すべての柱となる部分だったりするわけです。
そんなに簡単なものでもないわけです。はい。
「コツ」をつかみたい!と思ったら、
まずはその根本となるもの、基礎となるものに
目を向けてみることが大事なのかもしれませんね。
それにしても
「コツをつかむ」は「骨」だし、
「スジがいい」ってのは「筋」だろうし、
「かんどころ」っていうのも「肝所」って書いたりするし、
「つぼを押さえる」の「つぼ」もいわゆる体の急所みたいなものだし。
こういう物事の素質に関することや要領、大事な部分を言う時に
体の部分を使って表現していることって
けっこうあるんですね〜。
なかなか面白いです。
明日は「体(からだ)」を調べてみたいと思います。