「考える」
基本的によく使っているのは
3番の意味でしょうかね。
2番、4番は使ったことがないです。たぶん。
4番の
「易などによって事を判断する」ってのは
なかなか面白いですよね。
「考えてこう決めました」と言う人に
「どう考えて決めたのか?」を聞いたとき、
「占いでそうでたから」って理由だったら・・・
ちょっとガッカリしちゃうかもなぁ(笑)
でもま、意味として間違ってはいないってことなんですよね。
1番は
現実を把握するために調べて行くこと、
5番は
答えのある問題を解いていったりすること、
と捉えると
使わなくもないのですが・・・
でもやっぱり、最近は圧倒的に3番の「考える」が
多い気がします。
「思考をめぐらす」
これはもう、ずーっとやってますね。
大事なことからしょうもないことまで。
これから私はどうしていくのか。
あの日の判断は正しかったのか。
これから始めるこのことから、ちゃんと価値がみいだせるのか。
このデザインをよりよく見せるにはどうするべきか。
あの問題に対しては歯向かうべきか、逃げるべきか。
この問題をかかえたまま、続けていくことは可能なのか。
etc・・・
今日の夜ごはんは何にするか。
あっちのスーパーとこっちのスーパーとどちらに行くのか。
最近、以前苦手だったあのビールが
おいしく感じるようになったのはなぜなのか。
可燃ゴミの袋は10枚買うべきか20枚かうべきか。
トイレットペーパーはシングルがいいのかダブルがいいのか。
etc・・・
年を重ねるにつれ
考えるべきことがあらゆる方向に繋がり、広がり、
ややこしーくなってきている、と感じます。
15年ほど前だったら、
「やる」か「やめる」かという問題は
そのことだけに的をしぼって考えることができました。
今は、
「これをやめると、あちらもとぎれるし、
あの人もあの人も困るだろうし・・・
これをやると、あちらはこうなって、こちらはこうなって、
やるつもりもないこれもやらなきゃならなくて、
でもあのことはあきらめなくちゃならなくて・・・・」
なんて。
ぐるぐるぐるぐる思考をめぐらし、
もーのすごい時間をかけて考えたのに
結局なんにもならなかったして。
「やってみなくちゃわからない」
ってなことで、
「考えるよりもまず行動だ!」ということは
よくあります。
私はわりと、
行動にでるのが早い方だとも思うのですが・・・
一方で、「ずっと考えているけどなんにもなっていないこと」
「行動できなかったことをずっと悔やんでいること」
というのもけっこう抱えています。
そして
そのウジウジウジウジウジウジ考えていることを
実はそれほど悪いことだとは思っていない。
たぶん、これからもそのウジウジとつきあっていくんだし。
「あまり考えてないけど、やってみたらできた」
というのと、
「ずーっとずーっとずーっっと考えているけど、
まだやってもいないしできてもいない」
このふたつだと
前者の方が評価されやすい。
後者の方は評価のしようがない、と言った方がいいのか・・・
でもね、
後者のしていることも
すごいことなんです。
よくいる「考えているフリ」の人はどーにもならないけど、
ホントに「考える」ことをしている人は
ちゃんとそれが蓄積されていると思います。
それが成功や完成、評価につながらなくても
いいんだと思います。
たぶん、そういうのにつながらないことの方が
世の中多いもんだと思うし。
考えているだけでなにもできないというのは
なかなかつまらないものだけど、
否定すべきものでもないはずです。
「いつかは」というのさえ持っていれば、良いと思う。
ま、もちろん、ホントは
考えて、行動して、また考えて、行動して・・・というのが
良いのでしょうけどね。
「考える」こと、忘れないように。
明日は「思考をめぐらす」の意味から、
「めぐる」を調べてみたいと思います。