「趣」
さほど口にする言葉でもないのですが、
たまに使う時はほぼ4番の意味ですかね。
神社やお寺に行った時、
お庭を見た時、
器を見たetc・・・
「おもむきがあってイイねぇ〜」
なんて言ってみるわけですが・・・
なかなかこの感じ、他の言葉で説明しにくいんですよね。
「しみじみとしたあじわい」
という広辞苑の説明は納得のいくものですが、
じゃぁ
「しみじみとしたあじわいがあるってどんなの?」
なんて尋ねられたら・・・・
どう答えましょ?
「キレイっちゃキレイなのですが
華やかなわけではなくて・・・
静けさと品がある感じなんだけど
堅い緊張感があるわけでもなくって・・・
でもすっと背筋がのびる程度の緊張感はあって・・・
キリッとした感じはあるんだけど
寒々しいわけでもなくって・・・
寂しさを含んでいるんだけど
辛い哀しさを感じるわけでもなくって・・・
今どきのカワイイではないんだけど、
なんだか愛らしさのようなものもちょっと含まれていて・・・
ひっそりしながらも懐は広いような雰囲気があって・・・
なんだか惹かれちゃう・・・・・・そんな感じ?」
と、まぁ
私にはグダグダの説明しかできない・・・
でもまぁ、感覚的には良いイメージとしてあるんです。
京都はありがたいことに
ちょいと歩けば「趣ある場所」にぶつかります。
住んでいるとついつい贅沢になって
あまりそういう場所に出向かなかったりするのですが・・・
たまにはね、「これぞ」という場に立って
趣を感じてみたいと思います。
さてさて、他の使い方はというと・・・
1番はそんなに使わないけど
目にすることはありますねぇ。
「心の趣のままに歩いてみる」みたいな。
2番、3番、5番はわかるのですが
なかなか使わないし聞かないかなぁ。
でも、なんだかちょっとしたことが
ステキに聞こえそうですよね。
「内容」「意味」「事情」「様子」というのを「趣」に変えて
使ってみるだけで、
なんだかちょっと「趣きある人」になった気分になったりして(笑)
うむ、たまに使ってみよう。
さて、来週は・・・何にしましょ?
「しみじみとしたあじわい」というのが出た時に
「味」って・・・食べ物以外でも使うんだよね〜と
今更ながら気になったので、
「味」ってのを調べてみたいと思います。