今日は「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール」の誕生日です。
17世紀前半に活躍されていた画家さんで、
20世紀になってから再評価されたと言われている巨匠です。
風俗画や宗教画を描かれております。
写実的な表現と
光と闇の対比表現が特徴的でしょうか。
静かで神秘的な世界観を創り出しています。
今日イラストに描いた「大工の聖ヨセフ」は
けっこう有名なのではないでしょうか。
ちょっと時間不足でして
イマイチ分かりにくい絵にしか
なっておりませんが・・・
イエスの持つ蝋燭の明かりで
義父である聖ヨセフが大工仕事をしている場面。
明暗の対比を示す時に
よく使用されている作品だと思います。
教科書とかに載ってませんでしたっけ?
光と闇の対比、
イエスの若さとヨセフの老いとの対比、
経験深きヨセフと幼子イエスとの対比、
そしてその神秘的な空気感、
ちょっとドキドキする作品です。
ヨセフの目線もなんだかね。
ヨセフがキリで穴をあけている角材が
後にイエスが背負う十字架をちょっと連想させるのも
なんだか気になるところ。
興味深い作品ですねぇ。
一度本物が観てみたいものです。はい。
このラ・トゥール氏、
残された作品が少ないこともあり、
まだまだわかっていないことの多い画家さんです。
同じテーマでの作品を複数作っていることから
すべて本人のものなのか?と
諸説あるご様子。
絵の雰囲気も、
未だわかっていないことがあるってことも、
日本人にウケそうな気がするのですが
それほど多くはとりあげられていませんかね?
長い名前が原因でしょうか?(笑)
彼の作品、
日本では国立西洋美術館が1点持っているそうですね。
たぶん、まだ本物を観た事がないので
いつか、見に行けたらな〜と思います。