今日は「粟津潔」の誕生日です。
粟津潔氏、
グラフィックデザインの鬼才と呼ばれているお方。
「グラフィックデザイナー」なのですが、
映像、写真、舞台美術、環境デザイン、彫刻、本の執筆etc・・・
その多様な仕事ぶりでも有名です。
美術の教科書にものっちゃうような
大物デザイナーさんなのですが、
なんと絵は独学なのだそうですよ。
美術雑誌の模写や電車内での人物デッサンなどを
行っていたとのこと。
お仕事は国鉄の改札係や
映画関連会社での運搬係を
やっていたこともあるそうです。
そして26歳にして日宣美で賞をとったという
まさに「鬼才」。
そうそう、
今ちょうど展覧会をされていますよね。
川崎市市民ミュージアムにて
「複々製に進路をとれ 粟津潔60年の軌跡」。
「60年の軌跡」・・・
そう、粟津さん、今日でちょうど80歳になられるそうです。
この展覧会、いろいろイベントもあるようで
面白そうですよ。
3月29日までかな。
お近くのかたはぜひ!!!
あー、関西でもやってくれませんかねぇ・・・
粟津氏のデザイン、
高校生の時好きでね。
何度かマネした絵を描いたことがあります。
わたくし、マメにちまちま描くのがわりと好きなもので
あの緻密な線に惹かれたわけです。
でも、なかなかあの混沌としつつも
前へ出る感じの色の組み合わせは
できないものなんですよね〜
単に濁っちゃったり、妙に派手になったり。
粟津氏はよく「見る」ということの重要さを語っています。
「見るということが、私自身をつくり、決めていく。見ることが支える。」と。
粟津氏の色を見てマネしてみたのもイイ経験。
これも「見る」ことから始まった行動ですもんね。
これからもいろんなものをし〜っかり見て、
私色をつくっていけるといいなぁ。