今日は「奈良美智」の誕生日です。
奈良美智(ならよしとも)氏、
世界的に評価されている日本のポップアート作家さんです。
にらみつけるような目つきの女の子の絵、
一度は見たことがあるんじゃないでしょうか?
よしもとばななさんの「アルゼンチンババア」の挿し絵も
たしか奈良さん。
最近ではgrafとの共同作業で
空間ごと創り出している作品も多いです。
前回の横浜トリエンナーレの作品も、
原美術館の常設もそうでしたよね。
それほど好きな作家さんではないのですが、
なぜかいつも気になる存在です。
自分のやりたいことを上手に見せていくことのできる力を
持っている人なんだと思います。
あの女の子の絵も、
今となっては贋作がオークションにだされるほどの人気ぶりですが
簡単にアートとして受け入れられたものではないと思います。
とても難しいところを
うまく進んできた作家さんな気がします。
以前、糸井重里さんとの対談の中で
奈良さんは
「なにかで迷ったときには、
『昔の自分がかっこいいと思ってた大人』
を思い出せばいい。」
と語っていました。
20歳のころの自分に「どっちがかっこいい?」って
自分で聞いてみるんだそうです。
これ、なんだか妙に納得したんですよね。
知識や経験がいくら増えても、
昔の自分が「かっこわるい大人」だと思っていたものには
向かいたくないですもん。
人に悩みを相談するのがあまり上手じゃない私にとって
「昔の自分」はなかなかいい相談相手となりました。
奈良さんに感謝です。