「実を結ぶ」
実が「なる」のではなく「結ぶ」なのがいいね。
はい。意味。
「1:植物の果実がなる。
2:努力の末、よい結果を得る。」
植物の果実がなる、というのはなかなか大変なこと。
もうできあがって
スーパーなんかに並んでいる果実たちをみてもわからない。
さまざまな時を経て、やっとこさ実がなって、そこにやってきているのだ。
きっと、その植物を大事に育てている人にとってはホントに、
単純に「実がなった」ではなく
これまで愛でて来たことで「実を結んだ」と感じるのでしょう。
それになぞらえて
普段よく使うのが「2」の意味ですね。
「努力が実を結ぶ」
「続けて来たことが実を結ぶ」
しかしこれ、また一段と難しかったりするのよね。
植物たちは先人の方たちが残した知恵や工夫、
そして経験によって
「このままの状態でいけばいつごろには実を結ぶだろう」と
予想を立てることができる。
そして「これが実だ」というのが明確であったりもする。
だけどこの「努力が実を結ぶ」なんてのは
いちいちその人独自のものだったり、
その時代特有のものだったりするものだから、
はたして今の状態がよいのか、
はたして「実」というものがどんなものなのか、
わからないのよね。
今、自分がゆるゆると続けていることに対して
(まぁ、努力ってほどのことはしてないんだけど・・・)
なんとなく、「いつか実を結ぶといいなぁ」なんて思っている。
でも、何が実なのかわからない。
さらにいうと、実のなる種を蒔いているのかどうかもわからない。
ちょこちょこと
「反応があった!」とか「面白がってもらえた!」とか
「褒められた!」とか・・・
小さな実のような、花のようなものは受けとっているんだけど、ね。
方法が間違っているからかなぁ。
それもよくわからない。
とりあえずは
「嬉しい!」と感じることなら、
大小関係なく「実を結んだ」と思うようにしてみようかな。
今年、私の中でいくつくらい「実を結ぶ」ことができただろ?
来年も、まずは自分のできることをつづけながら
「実を結ぶ」を増やして行けるといいなぁ。
たくさんの人の想いや努力や行動が
上手に実を結ぶ年になりますように。
*今年の「I LOVE 広辞苑」は本日で終了となります。
いつも見に来ていただいているみなさま、ありがとうございました。
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