「足が遠のく」
心はそんなに遠のいているつもりじゃないのに
足が遠のいてしまうことってあるもんです。
距離とかタイミングとか・・・難しいのだ。
では意味を。
「そこに行く回数が減る。
訪ねるのが間遠になる。」
昔はよく行ったのに行かなくなった場所って
けっこうあるんですよね。
わかりやすいのはやっぱりお店。
しょっちゅう飲みに行っていたのに
ふわっと行かなくなっちゃうことってあるのです。
私はわりと引越しをしているので
「近所じゃなくなったから」ってのが
足が遠のく一番の理由かもしれない。
上賀茂のあのお店、よく行ってたのになー
おいしかったんだけどなー・・・
丸太町のあのお店、よく行ってたのよねー
好きだったんだけどなー・・・
もちろん今だって行きたいのだ。
でもなかなかね、わざわざ行くぞっていうタイミングに
ならないものでね。
そうそう、
でも時間ってのは怖いもので
ずいぶん足が遠のいちゃってたお気に入りだったお店に
機会をつくってワクワクしながら行ってみたら、
仲良くしてもらっていた店員さんはいなくなってるし、
メニューも価格もずいぶん変わっていたしで
がっくりしちゃった、ってなこともあります。
難しいよね、ホント。
しかしこのお客さんの足が遠のくってのは
自分でお店や場所を持っている人にとっては
なかなか切ない悩みの種だったりするんですよね。
こないだカフェの店主さんと話したときも
そんな話がでていたなぁ。
HAKOBAKAもそう。
新しい人が来てくれるようになる喜びとともに、
ずっと来てくれていた人が来なくなる寂しさってのがあります。
「なにかあったのかなぁ?」
「元気にしてるのかなぁ?」
「引越しちゃったのかなぁ?」
「もしかして、私なにか嫌われるようなことしちゃったかしら?」
etc・・・
「なんで来なくなったの?」なんて聞けるわけないしね。
自分の立場だったら困っちゃうもん。
一度足が遠のいちゃうと行き辛いってのもあるかもしれません。
でも、気にせずまた来て欲しいなぁ。
1年ぶりだろうが2年ぶりだろうが、
その場所で待っている身としては
やっぱり嬉しいのです。
足が遠のいちゃった場所へ、
私もまた行ってみよう。
行かなくなったわけってのは
何かしらあるわけだけど・・・
「いつかまた行こう!」って
ずっと思っているのは大事だよね。
いつになるかわからないけど、
またおじゃまします。
忘れたわけじゃ、ないんだからね。