「雑煮」
お雑煮ってお正月の食べもの、ですよねぇ。
お正月にしかないものを入れるってわけでもないし、
とっても高価なものを入れるってわけでもないんだけど
お正月しか食べない。
なかなか不思議なものだと思います。
「お正月以外でも食べるよー」って人、
いるのかしらね?
では意味を。
「餅を主に仕立てた汁もの。
新年の祝賀などに食する。
餅の形、取り合わせる具、汁の仕立て方など
地方により特色がある。
雑煮餅。〈季語:新年〉」
そう、「餅を主に仕立てた汁物」ってところでは
共通しているんですよね。
それにしてもなにがどう伝わって
日本各地のお雑煮がこれほどまでに違う食べ物になったのか
疑問ですよね〜
具が違うってなぐらいの違いじゃないですからねぇ。
ここ最近ではテレビなんかでもよくとりあげられるし、
私も毎年のようにココで言っているのですが
私にとってのお雑煮は
「あん餅・白みそ仕立て・祝い大根・金時にんじん」の香川仕様。
ちょっと特殊であることはわかっているのですが
やっぱりこれが基本なのだ。
同居人さんもそれなりに気に入ってくれているようなので
毎年そうしております。
いりこダシにまでこだわれていないのが
まだ甘いところなんですけどね。
美味しいぞーーっ
白みそのちょっと強い塩分と
お餅をくずしてでてきたあんの甘さが
うまく合うんですね〜
甘いものもお餅も
普段あまり食べないワタクシですが
これはいつも「食べたい!」と思うのです。
お正月気分をもり立ててくれるのです。
というわけで
香川のお雑煮に固執しているせいなのかどうなのか
他の地域のお雑煮って
あまり食べたことがありません。
一度、お正月に金沢に行った時に
「すまし・角餅」のお雑煮をいただいたくらいかな?
とってもシンプルなものだったので
特に違和感はなく美味しくいただきました。
でも「角餅」ってだけでかなり新鮮だったりもして。
そうそう、
鶏肉だったりお魚だったりを入れるところもあるんですよね?
う〜ん、興味しんしん。
なかなかお正月に
他のおうちのお雑煮を食べる機会ってないのですが
ちょっといろんなの味わってみたいな〜なんて
思っちゃうのでした。
さて吉田健一氏はというと
もちろん彼の生まれ育った「東京の雑煮」をあげています。
「餅以外には菜っ葉位しか入らない」という
これまたシンプルなお雑煮。
もちろんお澄ましでしょうね。
こういう簡単なものを
しっかりつくったものが旨いのだとのこと。
なんだか納得ですよね。
シンプルなものだからこそ、
使われているものそれぞれの良さを
引き出せるってことはありますから。
でもやっぱり、「地元仕様」ってのが
結局のところ美味しいような気がします。
この小さな国の中で
こーんなにもいろいろなつくり方があるお雑煮って
なかなか面白い食べ物ですよね。
どうか、この地域性豊かなお雑煮文化、
残していってもらいたいものです。
さて明日は・・・
「カツオ」にして見ましょうかね。
そういや昨日食べたカツオのタタキ、
美味しかったなぁーーー
まだちょっと早い気がするんだけどね。
美味しかったぁーーー