「褄外れ・爪外れ」
「褄」が「外れ」て「褄外れ」でしたかぁ。
ほほぅ。
意味を見ていきましょう。
「取りまわし。身のこなし。」
とのことでした。
そうか、「あの女性は褄外れが美しいねぇ〜」なんて
使えばよいのね。
にゃんださんの褄外れも・・・ステキですかね。
こうやって障害物を飛び越える猫がいたら
見てみたいですけど(笑)
そうそう、
漢字を見て気づいたのですが
「褄」って着物の足下の方のことですよね。
裾、って言っちゃってもいいのかな?
褄先とか褄下なんて言葉、
着物の本で見たことがあります。
昔の着物って、ひきずるような長さのものが
ありましたよね。
大奥、見てなかったんだけど
CMやちょっとした映像なんかで見ると
着物のすそ部分をひきずりながらも
かっこよく歩いてますよね〜
ざざざーさささーっと。
たぶん、あれこそ「褄外れ」!
着物の褄の部分があらわにめくれてもダメだし、
体にくっつきすぎてちゃぁ絡まって転んじゃいそう。
程よく褄との距離を保ち、
品のある颯爽とした振る舞いをする。
ステキですねぇ。
なかなかそんな着物を着る機会もない現代では
ちょっと想像し難いかもしれませんが、
その絶妙な身のこなしというのは
ぜひ身につけたいものです。
そうそう、
兄の結婚式の日、
カメラマンとして新郎新婦の控え室をうろちょろしていた時に、
ウエディングドレスを着てエレガントに歩く方法を
兄の奥さまが練習していたのを思い出します。
「ちょこっとだけ裾を蹴るようにするとイイんだって〜」
そう教えてくれました。
なるほど。
裾を大きく蹴るのではみっともない。
もたもたと裾を踏んでしまうのもみっともない。
その「ちょこっとだけ蹴る」というあたりが褄外れ的ですねー
動きやすく機能的な洋服を着ている現代、
このちょっとした不便さがないために
褄外れの感覚を失っているような気がします。
たまに電車に乗ると
とってもカワイイ女性でとってもカワイイファッションなのに、
膝をガツンと開いて座っているという光景をよく見ます。
もったいない・・・
褄、外れ過ぎ。
ついつい気がゆるんでしまいますが、
楽な格好をしている時こそ
意識しなくてはならないことのように
改めて感じました。
つまはずれ、覚えておかなくっちゃ。
そういえば「つじつまが合う」なんていう時の「つま」も、
着物の「褄」から来てるのかしらね?
また違う「つま」なのかしら?
明日は「つじつま」を調べてみたいと思います。