「思い出・想い出」
思い出にひたる
というのはなかなか楽しい時間であったりします。
でも、
思い出にしがみつく
となると・・・良くないね。
さて、意味。
1番。
「前にあった事柄で深く心に残っていることが
思い出されること。また、その事柄。
また、そのきっかけとなるもの。」
この「前に」ってのは
どのくらい前をさすんでしょうかねぇ?
1年前なら、まぁ思い出といってもいいかなぁ?
1ヶ月前は?
1週間前は?
1日前は?
1時間前は?
1分前は?
ここからってのは
人それぞれの感覚なのでわからないですけどね。
でもまぁ、1分前でも思い出にしてイイっちゃいいか。
京都の人はたまに「ココはこないだの火事で焼けてなぁ」なんて
涼しい顔でおっしゃいます。
この「こないだの火事」は「天明の大火」を指していたりするので
注意ですよ〜
さて、さすがに天明の大火まではわかりませんが
私はかなり前のことを覚えていたりします。
まぁ3歳あたりからだとは思いますが。
そのころの景色とか匂いとか温度とか、
妙に残っているものがあるんですよね。
小学生くらいの思い出となると
ちょっと具体的になるのですが、
それ以前の感覚的な思い出というのが
今頃になってなぜか気になるんですよね。
おかしなものです。
あと、たぶん多くの人がそうだと思いますが・・・
ハラがたったこと、辛かったこととかって
やけにしっかり覚えていませんか?
「あの時こう言われた。」
「あの時はこう言っていた。」
私はねぇ、しつこいですから、覚えていますよぉーーー
深く心に残っていますよぉーーー
まぁ、これもね、
「思い出だ」と切り離しちゃえば
楽なもんなんですけどね。はい。
2番。
「後々まで思い出しても楽しくなること。
また、そのさま。」
思い出して楽しくなる思い出は
別物のようですね。
もちろん1番とかぶってくることも多いとは思いますが。
この意味での思い出については
未来のことに対して使うこともありますねぇ。
「これは思い出になるなぁー」なんて。
「思い出づくりのために」なんて言葉も言われます。
「思い出をつくるために!何かをやる」なんてこと、
バカバカしいと思っていた時期もありましたが、
最近では、それもいいかなぁ〜なんて
思うようになりました。
「思い出をつくる」というなんだか曖昧な目的があることで
日常とは違うところに足を踏み入れられるなら
それはちょっと面白いことでしょ。
「めんどくさいな」と思って動かなかったことで
得られなかったものがたくさんあります。
「めんどくさいけど、まぁ行ってみようかな」と
とりあえず動いてみたことが、
すーんごい楽しい思い出をつくっていたりします。
思い出なんて過去のこと、と
侮るなかれ。
何かを継続するのにも、
新しいことを始めるのにも、
とにかく前に進むのにも、
思い出ってものは持っていた方がイイと思います。
思い出すだけでも楽しいし、
「あの歳であぁ感じたのなら、今ならどう感じるだろう?」
「あれであんなに面白かったんだから、
これはもっと面白いかもしれない♪」
「あのことがあったから、今のこれがある。
じゃぁ、今のこれはまた何かにつながるかもしれない!」
わりとね、未来に向かっていく
力になったりするものですよ。
あ、思い出に「向かって」行っちゃダメですよ。
向かっていっても
同じものは得られませんからね。
思い出は軽やかに背負って持っておくくらいが
よろしいかと思います。
さみしくなったらちょいと出して、
またもどす。
そのくらいがイイかしらね。
さて今日も、
楽しい思い出をつくる準備でもしましょうかね〜♪
えーっと明日は・・・
「過去」を調べてみたいと思います。