「説明」
説き明かす、で「説明」。
この言葉も普段簡単に使っていますが
なかなか難しいものかもしれません。
さて、意味。
1番。
「事柄の内容や意味を、よく分かるように
ときあかすこと。」
あ、先に言っちゃいましたね・・・ときあかすって。
なんだかよくわからないものを、
絡み合い結ばれているものを、
ときほぐしていくような感じですかね。
人になにかを説明すること、
私、昔はわりと得意だと思っていたんです。
が、しかし、
ここ最近どんどんどーんと自信を失ってきております。
自分の知識のうすっぺらさを
痛感しておりましてね。
昔思っていた32歳って、
もっと大人で、もっといろんなことを知っているもんだと
思っていたんだけどなぁー
うっっすいです。
まぁ、自分のわかる範囲で、
自分の言葉で説明していけばイイっちゃイイのですが
やっぱりねぇ、それだけじゃぁ
説得力に欠けるんですよね。
まぁ、だからといって知識だけがガッツリあっても
実際に関わったことがなく、
感情が込められないとなると・・・
これまた説明としてイマイチになることもある。
説明ができる人って、
その物事に対する知識がある上で、
その物事と関係をもって考えたことがある人なんだと思います。
なかなか難しいけど
自分が説明できること、少しずつでも増やしたいなぁ。
2番。
「(explanation)記述が事実の描写や確認にとどまるのに対して、
事物や出来事が『何故かくあるか』の根拠を示すこと。」
「科学的研究では、個別事象を一般法則と初期条件から導きだすこと。」
おーなんだか難しいこと言ってますねぇ〜
「根拠を示す」ってとこが重要ですかね。
モノに対する説明って、
見えることからそのモノについてを語ることも含まれるけど、
見えない情報ってものもあるんですよね。
そこが事実の描写や確認にとどまらない部分。
たとえばテーブルの上に花束があったとする。
「テーブルの上には花束が置かれています。
その花束には4種類の花が含まれています。
中でも赤い花は花びらの形が面白く、大変美しいです。
この季節にふさわしく、さわやかな初夏の雰囲気が
感じられます。
包みにあるリボンとシールから
有名な花屋さんで購入したものとわかります。
しかし、少し時間が経ってしまったのか
花には元気がないようです。」
これも説明っちゃ説明。
「今朝、旅立つという彼女に花束を渡そうと
昨日の夜に花束を買いました。
花の好きな人なので、有名なお店まで行って買いました。
好きな花だという4種類を組み合わせてもらい
花束を作ってもらいました。
しかし、見送りに行ったものの
彼女はすでにたくさんの花束を抱えていて、
渡すことができませんでした。
そのまま持って帰ってきてしまったので、ここにあります。」
これも説明。
「なぜここに花束があるのか」
「なぜ4種類の花が含まれているのか」
「なぜ有名店で買ったのか」
「なぜ花に元気がないのか」
それがわかるのは後者、ですよね。
2番でいう根拠を示すことができる説明では、
見た事を並べただけではダメなわけです。
もちろんね、第一段階としては
そこにある状況を見ることが説明の第一歩ですが
それで満足してちゃーダメなわけです。
「何故かくあるか」
ちょっと頭に置いといて
たまに自問してみるのもいいかもしれません。
さーて明日は「根拠」を調べてみましょう。