1月23日(土)
お昼に東京に着いて、、
まず行ったのが銀座にある
メゾンエルメス 8階フォーラムで開催中の
「Hollow 小谷元彦展」。
大阪の国立国際で開催された
「現代美術の皮膚」で
驚かされてから2年ちょいたって、
またその美しい作品に会うことができました。
以前も拝見した骨のつらなりのような作品も
いくつか展示されていましたが、
今回のメインは樹脂などを使ってつくられた
なんとも繊細で、神秘的で、不気味さをまとった
不思議な作品でした。
うーん・・・
言葉で説明するのはとても難しいものなのですが・・・
人の形、
そしてその周りに漂う
空気というか・・・オーラというか・・・
そういう本来見えないようなものの形。
それらの形が絡み合うように、
空へ立ち上るように、
存在しています。
ただ、その人の形に「中身」というものがないんです。
空洞といっていいのかな?
表面だけで形作られた人、
しかもその表面さえとぎれとぎれ。
そして少々の透明感。
儚いような、
でも、なんだか恐怖感を感じるような強さもあったり。
別の部屋では
真っ白く大きな人の顔と手がドカッとあって
そこから先ほどと同じ素材でできた
「なにか」がそこから立ち上っていました。
細く、長く、上へ上へと立ち上ったそのオーラのようなものは
なんでそこでとどまっているのかわからない。
妙な印象でした。
作品として面白いのはもちろんなのですが
素材やその制作方法も気になる〜〜作品です。
会場のお姉さんに
ちょろっと尋ねたところ
「かなり軽い素材」ではあるらしい。
ものすごくね、触ってみたくなりましたよ。
(もちろんガマンしましたけどね)
3月28日までやっています。
ギャラリー自体もステキですし、
行く価値ありですよ〜