1月17日(日)
東山近辺のギャラリーをいくつかまわりましたので
ちょびっとレポート。
まず行ったのがアートスペース虹さん。
京都の老舗ギャラリーのひとつですね。
「堀尾貞治展 あたりまえのこと『等量絵画』」
これ、年末に
「カレンダーfor 2010」でDMをいただいてから
ずーっと楽しみにしていたんです。
うちの同居人さんは堀尾さんのカレンダー買ってますしね。
さて、展示。
「『等量絵画』ってなんだろう?」
DMを頂いたときからの疑問は、
最終日ということで在廊されていた堀尾さんご本人の説明で
すっきり♪
一つの壁にドカッと1本だけ置かれた真鍮の大きな棒と
向き合うもう一つの壁にワラワラと展示された金属のガラクタたちとが
同じ重さ、つまり等量になっているとのこと。
ヘロヘロの薄っぺらい金属がぐしゃっと置いてあるのも
ぴったり等量にするための微調整なのだそう。
「コレとコレが等量なんです」
こういう作品、誰がやっても面白いわけじゃないと思うんです。
たいていは「だからどうした?」ってなことに
なりかねない。
だけど、堀尾さんの作ったその空間は
なんだかねぇ、楽しいんです、とても。
なぜでしょうかね。
年間100ほどの展覧会をこなすという堀尾さん。
「こんな感じの作品だからできるんだよ。
流れにのっちゃえばいいんだよ。流れにのっていれば楽なもんだよ」
そう言って笑う堀尾さんは
ホンっトに楽しんでいるんだなぁ〜と感じました。
流れにのれば、堀尾さんのようにできるのかといえば・・・
できません。
同じ時期に3つも4つも展覧会をしているなんて!
すごすぎます。
きっと、堀尾さんにしかのることのできない、
堀尾さんだけの流れがあって、
堀尾さんはその流れにホントに楽しんでのっかっているんだと思います。
ちょっとやそっと頑張ったくらいでのれる流れじゃないのに、
それに楽しんでのっている、のり続けている・・・
ただ者ではありません!
なーのーに、
やわらかい雰囲気でいろいろお話してくださり、
とっても楽しかったです♪
2005年の横浜トリエンナーレで
段ボールでできた絵画の自動販売機こと「百円絵画」を買ってから
なんとも気になる存在だったわけですが、
お会いできてますます気になる存在になりました。
堀尾さんに、そして堀尾さんの作品たちに、
またお会いできるのを楽しみにしています♪
この展示は終わってしまいましたが、
まーだまだ会えるチャンスはありますよ。
なんてったって「年間100」ですから!