7月24日
この日、私は
会社の仕事を終えてから新幹線に乗り、
東京に夜の9時すぎに着く予定でした。
が、なんだかんだありまして
お昼すぎに東京に着いちゃうことになりました。
いつもなら、
行きたい展覧会をまわる予定をびっちり考えて
東京に行くのですが・・・
ノープラン。
夕方6時に約束があるだけ・・・
しか〜し、
東京まで来てぼーっとしている私じゃございません。
東京駅で
ネットのできるところを探し、
以前「行きたいなぁ〜」と思った記憶を辿りつつ、
行く場所を緊急セレクト!
まずは六本木方面へ向かいました。
で、行ったのが
CBコレクション六本木。
ここでは「OP ARTの世界ーJulian Stanczakー」の
個展が開催されています。
大学、大学院時代、オプ・アートに
ずーっとこだわって
研究やら作品作りを行ってきた私としては
見ておきたかった展示なのです。
ジュリアン・スタンザック氏、
ジョセフ・アルバース氏に師事し、
アメリカで活躍されている作家さん。
とっても繊細で、きれいな仕事をされていました。
私ごときが言うのもなんですが、
なんだかね、
修正した跡とかをみつけつつ
懐かしい気持ちになりました。
「そうそう、こういうことやってた!」って。
やっぱり魅力的なんですよね〜
オプ・アートには
今でもガッチリ惹き付けられちゃうんだなぁーってことを
改めて感じました。
でも・・・なにか、超えられないものが
そこにあるような気がしちゃうんです。
「こういう効果をだしたい」「こういう表現をしたい」
「こういうのを描いてみたい」・・・
昔感じたことや、今感じることを織り交ぜながら見ていくうちに、
「もし私があのまま作品を作っていたら、
ココを目指していただろうか?」ということが
頭に浮かびました。
効果を追うこと、完成度を高めることは、
制作をしていく上での
大きなモチベーションでした。
でも、ずっとそれを続けていくというのは
どんな感じなんでしょう?
たどり着いたところにある壁を
呆然としながら叩き続けている自分の姿が
浮かんじゃいました・・・
こわっっ。
私が「アーティストになる」なんて言いだしたのは
バスケットボールに少林寺拳法、生徒会の仕事に受験勉強にと
走り回っていた中学生のころ。
なめてたなぁ〜アーティストってものを(笑)
いい歳になりつつも、
アーティストってものへの憧れを捨てきれずに
未だこれってものが見つからずフラフラしているわけですが・・・
たどり着いたところにある壁に
サインをのこして次の壁を目指すぐらいの気持ちで
フラフラしていきたいと思います。
(自分でもよくわかりませんが(笑))
「ハコガカ」
このちょいとのんきな響きが
私を助けてくれているように今更ながら思うのでありました。
うーん。
たまにはオプ・アートを眺めて
人生を考えるのもよいですな。
ちなみに
会場には私ひとりだけだったので
ゆーっくり楽しむことができました。
そうそうそれから、
うれしいことに
ヴァザルリの作品も見れましたよ♪↓