今日は「アレクサンダー・カルダー」の誕生日です。
アレクサンダー・カルダー氏、
アメリカの彫刻家で
動く彫刻「モビール」の発明とその作品で
知られています。
父親も祖父も彫刻家で
母親は画家という家庭に生まれたカルダー氏。
両親には芸術家になることを反対されていたそうです。
簡単に儲かる仕事じゃないことを
知っていたからでしょうけどね。
カルダー氏は
大学で機械工学を学び、
その後自動車技師や製図工、客船の機関士などを
していたものの、
やはり血ですかね。
芸術家を目指すことになるわけです。
機械工学の経験を生かして、
針金や木をつかった
機械仕掛けのおもちゃを作り始めます。
そして、それをサーカスのようなパフォ−マンスに作り上げたことが
大きな起点となったようです。
「カルダーのサーカス」として
有名になり、
様々な芸術家たちとの出会いにも繋がったそうですよ。
多くの芸術家たちと交流し、
そしてピエト・モンドリアン氏に出会ったことで
抽象の魅力にとりつかれたそう。
モンドリアン氏の作品の中で
動きを感じる色や形を
実際に動かしてみたくなったんでしょうね。
そして生まれたのが「モビール」、
だったわけです。
ちなみにこの「モビール」というのは
あのデュシャン氏によって
カルダー氏の動く彫刻に与えられた名前です。
現代では簡単に「モビール」という言葉を使っちゃってますが
「デュシャン」が「カルダー」 のためにつくった言葉だったんですね〜
さてさてこのカルダー氏のモビール。
世界中の様々な広場に設置されています。
日本でもあちこちで見られますよね。
イラストに描いた作品は
名古屋市美術館の前に設置されているものです。
風にゆらゆら揺れる姿は
なんともかっこよく、なんともかわいらしく、
なんとも楽しいのです。
会いに行く価値ありですよ〜
そうそう、カルダーといえば
モビールのように動きはしない
大きな抽象的な彫刻「スタビル」も
有名なんですよね。
(ちなみにこの「スタビル」はアルプ氏が命名)
滋賀県立近代美術館にある作品「フラミンゴ」には
いつも緑に映えて美しく
目を奪われます。
立体が不得意な私としては
ホント憧れなんですよね〜
川村記念美術館で
カルダー展を見たのは
もう8年ほども前になるのかな?
またいろんな作品を見てみたいなぁ〜
大きな作品が印象的ですが
テーブルに置けるような小さな作品もけっこうあって
これがまたステキなんですよ!!!
欲しいな〜〜あれ。