7月12日
三重県・鳥羽から京都にもどって来て
おうちに帰る前に2つのギャラリーにお邪魔しました。
SUPER WINDOW PROJECTとMUZZ PROGRAM SPACE。
このSUPER WINDOW PROJECTの
オーナーでありディレクターであるBaron Osuna氏が
1年ちょっと前のHAKOBAKAオープニングに
来てくれていたんですよね。
一度行かなきゃと言いつつ、
行けてなかったんです。
現在、
このふたつのギャラリーが共催で
フランス人アーティストのオレリー・ペトレル氏の
個展をされているということで
行ってまいりました。
まず
MUZZ PROGRAM SPACE。
元ホームセンターだったその建物の1階にあるそのスペース、
外のガラス扉がすべて写真で
覆われていました。
で、入るとドカーンと広い真っ白なスペース。
きょろきょろ。
奥の角に2つだけ、写真作品がかけられていました。
もう一度、きょろきょろ。
作品、それだけか!?
なんて贅沢なんだろう・・・
しかもその2点のうちの1点は
完全に真っ黒の作品。
前に立つと私の顔が映り込む。
ちょっと斜めから見ると
もう一つの作品が映り込む。
ムムム。
なんて不思議な空間なんでしょう。
とぉ〜〜っても美人なスタッフのハラグチさんと
ちょっとお話をさせていただいて
失礼しました。
続いて、
SUPER WINDOW PROJECT。
迷いました。
かなり難しい場所にあります。
めっちゃ急な坂をのぼった先にあります。
車じゃないと来れない(来るのつらい・・・)よねぇ、ココ。
ブツブツ。
しかし、中に入ると
Baron Osuna氏がステキな笑顔で
迎えてくれました♪
(これで迷った辛さもなかったことにぃ〜)
いろいろ説明を受けて、
作品の深さを知ることができました。
先ほども見た真っ黒の写真作品について。
ガラス戸に貼られた写真について。
嵐の前のような黒と水色が同時に存在する空の写真について。
CGでつくり出された空間について。
ただね、ほぼ英語で説明を受けたので
私の理解が正しいかどうかはちょっと不安なのよね(涙)
私が言ったこともものすごくアヤシいし・・・
せめてもうちょい単語の量を増やしておかねばね・・・ふぅ。
(ちなみにBaron Osuna氏、日本語はちょっとしかわからない
とのことですが、スペイン語、フランス語、イタリア語、英語を
使いこなせるお方・・・恐るべし・・・)
そうそう、
今回の展示はギャラリースペースとは別に
そのすぐ上にあるご自宅スペースでも
展示がなされていました。
ガラスに貼られた写真とお庭との重なりが
なんだか不思議でおもしろい空間になっていました。
「借景」ってことらしい。
なんとなく、私の思っている借景と
ちょっとズレがあるようにも感じたんだけど・・・
すごく面白い考え方だと思いました。
フランスのとある島の岩が
京都の上賀茂にある個人宅のお庭と重なる・・・
不思議です。
ただ、「モノとしての作品を見た」というより
「作品を体験した」ような気分になれるのが
楽しかったです。
金・土・日・祝日の開廊で
8月16日までです。
ちょっと迷うの覚悟で
おでかけください。