6月19日(金)
美術館「えき」KYOTOへ
「描かれた不思議な世界 ミヒャエル・ゾーヴァ展」
を見に行って来ました。
ミヒャエル・ゾーヴァ氏の絵は
何年も前にジャケ買いした絵本「ちいさなちいさな王様」を
見て以来、大好きなので
京都にこの展示がやってくるの、楽しみにしていました。
ホントは土日にある
サイン会にいってサインもらっちゃおうかな♪
なんて思っていたのですが、
これまでの経験からいくと・・・
「土日」「子供連れが多そう」な企画では
ここの美術館、厳しいんです。
まったくゆっくり見れないんです。
(人数制限とかしてないようなので・・・)
ってなわけで
金曜日のうちに行って来たわけです。
まあまあの人が来ていましたが、
ひとつの作品を独り占めして見ることができる程度で、
ゆ〜っくり堪能することができました。
ゾーヴァさんの作品は
いつもユーモアにあふれていて
ドラマティックです。
絵の上手さと
表現の上手さがとても高く、
1枚の絵を
ずーっと眺めていたくなります。
ポイントとなる主役はもちろん、
その場をつくる空間すべてが
とにかく丁寧に描かれていて、
「不思議な世界」であるにも関わらず
スーッと入り込めちゃうんですよね。
ホントに
質の高いイラストレーションって
こういうものなんだろうな〜って思います。
これまで
図版などでしか見ていなかってのですが
今回、本物を見て
がつんとスキスキ度が上がった作品がありました。
大海原を舞台とした作品たちです。
もし、この海と空だけだったら
美しくもなんだか怖い印象の作品だったんじゃ
ないでしょうか。
その深くどんよりとした大海原の中に
ちょこっと描かれたユニークな主役さんがいることで
一気にその作品の価値を変えてしまっているのです。
船に乗ったわんちゃんがいたり、
読書しながらサーフィンする男性がいたり・・・
つい微笑んじゃいます。
中でも「箱舟」を描いた作品は
すーんごくよかった!
しばらく絵の前から動けませんでしたよ。
とても緻密で
とても美しくて、
そしてなんだかのんきなの(笑)
ポストカードが売られていたんだけど
あの作品は
あの大きさで見なくちゃダメですね。
あの作品に出会えただけでも
見に行った甲斐がありました。
ステキな展覧会です。
7月12日までですので、
ぜひぜひ行ってみて下さい♪