昨日、
外にでたついでに
ニュートロンに寄り道し、
中村裕太展「豆腐と油揚げ」を
見てきました。
展示された部屋に入ると
床が10〜15cm四方の白いタイルで
埋め尽くされています。
パッと見はそれだけなんだけど
ふと足下のタイルをみると・・・
なんか書いてある。
タイル一つに一文字、
白やシルバーで文字が書かれており
文章になっているようでした。
タイルの上をゆっくりと歩きながら
足下の文字を確かめる。
なんだか踏んじゃいけないところを踏んでいるような、
でもなんだか心地よさも感じるような。
艶やかなタイルにこれまた艶やかな文字。
立っている足下あたりの文字しか見えないような
微かなる文字。
とっても不思議な空間です。
この白い空間、白いタイルが「豆腐」だとするなら
「油揚げ」はどこ?
と思い、スタッフの方に尋ねたら
この「豆腐と油揚げ」の始まりとなったような作品が
ショップ側にあることを教えてもらいました。
どんな作品かは・・・
ここでは内緒にしておきましょう。
とにかく、
豆腐はそのままなら白くてやわらかいもの。
焼くとまわりが固くなり表面は茶色に、
揚げるとぼこぼこふっくらしたキツネ色に。
この質感的に「別のもの」「違うもの」という感覚と、
「同じなのかもしれない」というなんだか妙な感覚とを
ぐるぐるさせながら
この空間を考えてみるのがよいのではないでしょうか。
5月24日の日曜日までです。