今日は「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の誕生日です。
「レオナルド・ダ・ヴィンチ氏、
説明するまでもありませんかね。
イタリア・ルネサンス期を代表する芸術家であり
「万能の天才」と言われた人。
絵画においてはもちろん、
科学全般において
すぐれた才能を発揮した人と言われています。
とにかく探究心が強く、
さまざまなものに対して
深く深く関わろうとした人なんだと思います。
今日のイラスト、「モナ・リザ」。
絵画史上最も有名な肖像画なのではないでしょうか。
久しぶりに苦戦しました。
知名度が高いから
なんとなく「モナ・リザ」だとはわかってくれると思うのですが・・・
なっかなかあの表情にはならないのです。
周囲をちゃんと描く時間なんてありませんでした・・・
私、短時間でなんとなく似させることには
これまで少々の自信があったのですが、
モナ・リザは無理。
筆跡を残さないぼかしの技法「スフマート」を用いていることも
もちろんなのですが・・・
口元の影もほおの上がり具合も
も〜〜のすごく微妙なんですもん。
ちょこっとシャーペンの先がぶれただけで
まったく違う表情になってしまう・・・
なかなかあんな風には微笑んでいただけないのです・・・
天才が晩年まで手元において筆を入れ続けた絵、
簡単にマネできるわけないんですけどね。はい。
誰かが言ってました。
「レオナルド・ダ・ヴィンチは変態だ」と。
そう言わせてしまうほど
モナ・リザの肌にのせた筆の数は
膨大なものであったというわけです。
彼は幼少時、
正当な教育を受けずに育ったといわれています。
読み書きなんかの教育も受けていなかったらしいです。
私生児ではあるものの
裕福な家庭であったのになぜでしょうかね。
15歳あたりのころに
画家見習いとしてアンドレア・デル・ヴェロッキオ氏の工房に
弟子入りしています。
師匠ヴェロッキオ氏の作品「キリストの洗礼」で
一人の天使と背景を担当して描いたときに、
レオナルド氏のあまりの上手さに驚嘆し、
以後ヴェロッキオ氏は一切筆をもたなくなったという逸話は
有名なものです。
ものすごい才能。
作品数は少なく、未完成のものが多いとはいえ、
「受胎告知」「モナ・リザ」、「聖アンナと聖母子」
「洗礼者ヨハネ」「最後の晩餐」etc・・・
どれもものすごいレベルの高さで描かれており、
どの作品も有名ですよね。
絵画でそのような才能を発揮しながら、
動物や人体の解剖も行っていますし、
目の仕組みについても研究しています。
鳥の飛行する様子についても研究し、
ヘリコプターの図案なんかものこしています。
その他、天文学の分野でも、
数学の分野でも、
水理学の分野でも、
建築の分野でも、
高度な研究の記録が残されています。
そうそう
楽器の演奏もできたらしく、
作曲なんかもしていたそうですよ。
細長いスパゲッティの原型をつくったのも、
フォークを三つ又にしたのも
彼の案だといわれているし・・・
なんなんでしょ?このお方。
人間、そんなにいろんなことができるものなんですかね?
世界中の人が知っていながら、
誰も知りつくすことのできないレオナルド・ダ・ヴィンチ氏。
人気があるのもわかりますよね。
今後ますます研究が進み、
いろんなことがわかってくるのかもしれません。
でも、
結局のところ「真実」ってのは見えないはず。
これからもずっと
謎多き天才でありつづけるのでしょうね。